ローソクはその起源を調べてみると最初、蝋(蜜蝋)や脂肪に木の皮、ブドウのつるや
その他木片などを束ねた松明(たいまつ)から発達したものと考えられており、古くはエジプト人やギリシャ人に知られ、蝋製の小神像やローマ人死面も有名であり、蜜蝋をパピルス草や藁の根を束ねたものに塗ったローソクを寺院で使用したとプリニウスの
博物誌に記載されており、既にローソクは紀元前3世紀に存在しギリシャ末期に発見された
と考えられています。
東洋においても西京雑記には、漢の高祖の時代(BC3世紀末)関越(福建省)王が、蜜蝋二百枚を献品したと記されていたり、中国の戦国末期(BC3世紀頃)のものと認められる
河南省洛陽権金村の墳墓から青銅製の燭台が発見されています。